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事業紹介

療育内容の紹介

1.身体機能系のリハビリテーション

主に脳性麻痺や二分脊椎、筋ジストロフィー、先天性股関節脱臼をもつ子どもが対象になります。また、脳や関節に外傷を受けた場合や、外科的手術の術後の子どもが対象となることもあります。リハビリテーションは自分の身体を認識することから始めますので、運動が苦手、箸や鉛筆をうまく扱えないといった症状を持つ発達障害の子どもにも適応になることがあります。

身体に注意を向ける課題

●目と手の協調を目的とした課題
身体機能系のリハビリテー ションの写真、目と手の協調を目的とした課題
触覚の異なる素材を使用して、視覚(色の違い)情報と体性感覚(触覚の違い)情報の統合を図ります。セラピストの声も重要な情報の一つになります。
●視覚イメージを構築する課題
身体機能系のリハビリテー ションの写真、視覚イメージを構築する課題
指先が見えない箱の中に手を入れ、どんな模様が描かれているのか指先で探索します。頭の中でイメージを作り、同じ模様が描かれているパネルを選択します。
●身体の正中線(真ん中)を認知する課題
身体機能系のリハビリテー ションの写真、身体の正中線(真ん中)を認知する課題
正中線(身体を左右に分ける中央線)を認識できない場合、傾いて座る原因となり、まっすぐに立つことを困難にします。正中線は脳内で左右の殿部や足底の圧(接触情報)を比較したり、たくさんの関節の状態(空間情報)を処理することで構築されます。不安定な板の上で上手に座れるようになれば、視覚情報がなくても直立を保てるように、目を閉じて座る練習へと進めていきます。

2.言語機能系のリハビリテーション

言葉の遅れは、発達障害をもつ子どもの特徴的な症状のひとつにあげられます。言葉は他者とのコミュニケーションの最たる手段ですが、共通の対象の存在が言葉を生み出す萌芽となります。さらに言葉を話すためには、他者の言葉の理解が前提となります。言語機能を改善するリハビリテーションは共通の対象物の認識から開始します。子供たちが言葉に注意深く耳を傾ける能力を身につけ、少しずつ難易度をあげながら言葉の理解を促していきます。

意味の理解と言葉に注意を向ける課題

●言葉の意味の理解を促す課題
言語機能系のリハビリテー ションの写真、言葉の意味の理解を促す課題
「赤い車」は消防車、「まわるい車」は丸みを帯びた車を意味します。すなわち言葉には意味の奥行(概念)があります。セラピストは指先で3つの図形のどれかを空中に描きます。子どもは指先の動き(の軌跡)から、描かれた図形がどれだったのかを答えます。このような課題にこたえられるようになった子どもには、次の問いを出します。「この部屋の中で四角いものを一緒に探してみようか?」。
●他者の言葉に注意を向ける課題
言語機能系のリハビリテー ションの写真、他者の言葉に注意を向ける課題
「女の子がカバンに鉛筆を入れています」これは4語から構成される文章です。カバンに鉛筆を入れている男の子と女の子の図2枚だけにして提示すれば、「誰が」だけを聞き取れば正解を選べます。いくつの言葉に注意を向けさせたいのか難易度を調整しながら、セラピストは子どもの能力に応じて問題を提示していきます。

3.読み書き障害のリハビリテーション

話したり聞いたりする能力には特に問題がないのに、文字を読んだり書いたりすることが苦手な子どもは少なくありません。特に小学校入学後に問題が顕在化する場合が多くみられます。読み書き障害はDYSLEXIA(ディスレキシア)とも呼ばれ、障害の根底には視覚的なイメージ想起の困難があると考えられています。DYSLEXIAの研究の歴史は浅く、リハビリテーションを提供している施設は全国的にみても少ないのですが、私たちは積極的な取り組みを行っています。

視覚的なイメージの想起を促す課題

●視覚的なイメージの想起を促す課題
読み書き障害のリハビリテー ションの写真、視覚的なイメージの想起を促す課題
「町」という漢字を長さの異なる棒(スティック)で作成してもらいました。棒を置いていく順番やどの長さの棒を選択するのかを観察していくと、子どもの脳内にある字に対する視覚イメージが表面化します。正しい漢字をセラピストが作り、どこが違うのかを考えさせることで、子どもたちは字を覚えていくことができます。
●聴覚情報を視覚情報に変換する課題
読み書き障害のリハビリテー ションの写真、聴覚情報を視覚情報に変換する課題
言葉を音(聴覚情報)から文字(視覚情報)に変換する課題として、平仮名ブロックを使って順番に配置したり、並べ変える課題を行います。また、例えば「しょうゆ」であれば、〇〇〇など大きな字と小さな字の位置関係を問う課題をおこなっていきます。。
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